【富士通 LIFEBOOK FMV WC2F17】マザーボード移植による修理事例|大阪市生野区 法人様

■ ご依頼内容

  • 依頼主様:大阪市生野区の法人様

  • 診断方法:店頭へのお持ち込み修理

  • 対応機種:富士通 LIFEBOOK FMV WC2F17

  • 障害内容:マザーボードの通電不良(電源は入るが画面が真っ暗)

お客様は他店にもご相談されていましたが、
「マザーボード故障のため修理不可」と案内されたとのこと。
データを残したまま修理できる業者を探され、当店へお持ち込みくださいました。


■ 診断結果とご提案

分解後の診断で、マザーボードの電源回路が破損していることを確認しました。
この機種は部品供給が終了しており、新品マザーボードでの修理は困難です。

そこで、同型モデルの正常なマザーボードを調達し、基板を移植する修理方法をご提案しました。
お客様にもご了承いただき、作業を進めることになりました。


■ マザーボード移植の流れ

  1. 故障した本体を分解し、SSD・メモリ・液晶パネル・キーボードなど再利用可能な部品を取り外します。
  2. 調達した正常なマザーボードに、必要な部品を移植し、基板を組み込んで再構成します。
  3. BIOS設定や放熱処理を調整し、細部まで丁寧に組み立てます。

この工程は高い精密作業技術が求められ、経験が不足するとケーブル断線や動作不良を引き起こす可能性があります。
当店では、数多くの法人様・個人様の修理実績をもとに、確実な作業を行っています。


■ 修理後の動作確認

組み立て完了後、以下の確認を実施しました。

  • 電源投入・Windowsの起動
  • USBポート、無線LAN、キーボード、タッチパッドの動作
  • 以前と同じデータ環境での正常動作

結果、データをそのまま残した状態で、問題なく使用できる状態に復旧しました。
お客様からは「業務に必要なデータが無事で本当に助かった」と大変喜んでいただけました。


■ まとめ

今回のように、部品供給が終了したノートパソコンでも、
マザーボード移植や部品再利用による修理で復旧できるケースがあります。

「メーカーで修理不可と言われた」「データを残したまま直したい」という場合でも、まだ解決の可能性はあります。

当店では、データを最優先に守る修理を心がけ、法人様・個人様問わず柔軟に対応しております。
同様の症状でお困りの際は、ぜひ一度ご相談ください。

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